初夏のノースカスケード国立公園に行ってきました。

日程 & 写真日記
2006年
6月8日(木)
コナ発 サンフランシスコ経由 シアトル着
ちなみに今回はマイレージで飛行機代はタダです。

早朝、乗り継ぎのサンフランシスコの飛行機の中で
偶然にもトーダイ院生君に遭遇。道連れにする。
朝8時、シアトルに着いてチャイナタウンで飲茶。おいしい〜!!
パイクプレイスという市場へ行って、スターバックス1号店でラテを
飲みながら、トーダイ君と解散。



 

昼過ぎ、マリナーズ・セーフィコフィールドでのイチローの試合を観に行く。
試合前の自主練習にはイチローはいなかったけど、ナイスガイ風の
ピッチャーさんに生サインをもらう。(自主練習の間はサインをねだって
いいことになっていたので、イチローTシャツとサインペンを持って
待機していたのだけど、、、)



この球場はバッターの後ろ以外にネットがなく、一番前の客席とグランドの
高さが同じなので、距離がとても近い。試合前にドームの天井が開く。

 

いよいよ試合。バッターボックスのすぐ裏の席。生イチローに感動。
おっさんも子供もみんなグローブをつけてこぼれ球を取る準備万端。
ネットがないので前方への直線的なファウル球も客席にどんどん
飛んでいく。あれ素手で受けたら死ぬかも、、、結構コワイ。

 

そんななか、ファウルの球が2階席の壁に一度バウンドしてから目の前に
ぽとりと落ちてきた。超ラッキー!!
イチローがヒットで1塁に出てから最初のファウルボールだったので、
イチローが打った球であると思うことにした。
イチローが4本もヒットを打ってるのにチームはボロ負け。
(翌試合でイチローは通算2500本安打に到達したらしい。)
城島は今日が誕生日とかでお休み。

 

夜は有名シェフの店でシーフード(サーモン、カニ)を食べてから、
スペースニードルで夜景を堪能。



6月9日(金)
朝からノースカスケード国立公園を目指して北上。シアトルからたった
2時間ほどでの山々に囲まれた景色の素晴らしいノースカスケードループ
に入る。シーズン前でまだ路肩にも雪が残る。

ノースカスケード国立公園
"アメリカで一番すいている国立公園"とも呼ばれている
http://www.nps.gov/noca/

 

ウィンスロープというほんとに小さい西部劇風の街で大きなアップルパイ
を買う。この辺はりんごや梨の産地。
今日はウィンスロープからすぐの小さな山の上にぽつんと一軒だけ
建っているすごく素敵な(今回一番高い)リゾートホテル。周りの景色が
素晴らしい。のんびり散歩する。

 

ホテルのプールサイドでベンチのクッションをひたすらかじるリス。かわいい。




6月10日(土)
朝6時半にホテルをでて、コロンビア川沿いを走ってシェラン湖へ。
コロンビア川、で・か・い!!シェランはりんごの生産量が世界一のところ。
シュラン湖の奥の方は、船かセスナ機でしかアクセスできない。景色は
絶景なのに、アクセスがあまりに悪いという理由で評価が低いところ。
船は1日2便。湖の一番奥にあるステヒーキンという村に行って泊まる。
1便目のシェラン→ステヒーキン直行の高速船で2時間かけて到着。
この村は船着場の前にあるロッジにある小さな売店かレストランと、
徒歩で1時間くらいのところにあるパン屋しか、食べ物が手に入るところがない。

シェラン湖の船
http://www.ladyofthelake.com/



今日は天気が悪く、傘をさしながらパン屋まで歩いて行くと、運良く
開いていてしかもすごーく素敵な店だった。オアシスとはこのこと。
救われた思いでスープとパンを食べた。
パンはかなりおいしかったので、さらに買い込む。
昼の時間になると、村民全員かと思うほどたくさんの人がこのパン屋に
集まってきた。



雲っていて遠くの山並みはほとんど見えない。
雪どけ時期のため、滝や川はいちいちものすごい水量である。
ほんとに、なみなみ、たっぷり、という感じ。

  

夕方、雲が去っていく。昼に買ったパンを夕飯にする。
この辺は小さいシマリスがいっぱいいる。



夜8時から、国立公園の職員のおばちゃんによる夜のトークタイム。
山火事の見張りについての100年以上にわたる歴史についての話だった。
こういう山々が連なるところでは、落雷などによる山火事が結構
多いらしく、見晴らしの良い峰の上に見張り小屋を立てて交替で
見張る人がいたらしい。昔は火事を見つけてから、現場にたどり
着くまで80時間かかることもざらだったらしい。なので、位置を
正確に測定する装置とか独特の技術があったようだ。
トークが終わって夜9時過ぎ、きれいな夕陽になって、湖面に霧がでた。



6月11日(日)
夜明けとともに起きる。5時過ぎ。空は白みはじめて、天気もよく、
素晴らしい景色が広がっている。緯度が高いうえに夏至に近いこともあり、
夜は10時過ぎまで明るく、朝は5時前には明るい。

 

天気がよいので、今日は山登りすることに決める。
6時に朝食を済ませ、7時にチェックアウトして、
一番近いパープル峠をめざしてトレッキング開始。
休む余地のない、ひたすら上りの山道をひたすら
上ること3時間。峠にあともう少しというところで時間切れ。
お茶しながら景色を堪能してから、下り道へ。
この山道はあちこちに色とりどりの花が咲き乱れている。
シーズン前の今くらいの時期のほうが景色はきれいかも。
いろんな種類の鳥が鳴いている。シマリスもいる。



写真を撮りながら下っていたら、突然、黒い雷雲がきて雷の嵐。
周辺は、雷の直撃を受けて黒こげの木も多いので、びびりながら
すごい勢いで下って、2時間でステヒーキンに帰り着いてしまう。



その頃には雷雲は通り過ぎて、めちゃくちゃいい天気。
船の時間まで1時間余ったので、レンタル自転車を借りて、昨日歩いた
ところをもう一度サイクリング。雨上がりの新緑がとてもきれい。
そして景色が素晴らしい。昨日と同じところとは思えない。
鹿の親子も見た。

 

1日2便あるうちの午後の便に乗る。午後の便は各駅停車。
行きはよく見ていなかったけど、湖畔のところどころに家が
たっていたりする。波止場もないようなところから乗ってくる人、
降りる人が数人づついる。相当変なところ。
帰りはシェランまで4時間かかった。着いたのは午後6時半。



そこからまたコロンビア川沿いに車を飛ばして1時間、リーベンワース
(通称ドイツ村)にたどり着く。ここはなにか知らんが、街全体が何から
何までドイツ風。夜の8時でしかも日曜日だったけど、開いている
ドイツ料理屋に入って、ドイツビール、ソーセージ、プレッツェル、
ザワークラウト(すっぱいキャベツ)、すっぱいポテトサラダ、カツレツ
(シュニッツェル)など、ドイツ風のものをひととおり食べて満足。



満腹になって、ホテルに着いた瞬間にきおくそうしつ。

6月12日(月)
またまた早起き。朝6時にドイツ村を発つ。素晴らしい山々の景色の中、
車を飛ばして2時間半かけてエバレットというシアトル郊外の街にある
ボーイング社の飛行機工場へ。朝9時からのツアーに参加。世界一体積
の大きい建造物である飛行機の組立工場で、主に747、767、777型機を
作っていて、最新型の787型機は今年からここで生産が始まる。
B747型機を作っているところを生で観る。でーかーいー。ひたすら感動。
展示を見て、ボーインググッズを買い込む。

Boeing Everett
http://www.boeing.com/commercial/facilities/index.html

Future of Flight @Everett
http://www.futureofflight.org/

 

大急ぎで空港に向かってあとは帰路へ。夕方、無事にコナに戻る。
濃密すぎる5日間。楽しかった〜。