Hawaii Diary
Sunny Monstera
2007年10月4日 (木) スプートニク50周年
人類初の人工衛星、旧ソ連のスプートニクが打ち上げられて今日で50周年。
今は5億円で(科研費レベルで)専用の探査機を上げることもできるようになりました。
2007年10月6日 (土)
ひたすら解析。とほほ〜。週末なのに。
今日は同室の後輩さんが、生後2か月の赤ちゃんを連れてきました。ニコニコしてて、かなりかわいいです。
2007年10月7日 (日)
徹夜続きで生活時間がずれています。
2007年10月8日 (月) 泣きたくなるよ
来週の研究会の準備モードに切り替え。間に合うかな、、、。しかも、これ英語で喋れるかな、、、。(泣)
相当に厳しく大変な状況。とほほ。。。でもやるしかない。
2007年10月9日 (火) 走る
今日は中高時代に同じ部活だったいのうえが、会社の同僚を連れてハワイ島に参上。
しかしぜんぜん成長しとらんなぁ(笑)。(他人のこと言える立場ではないですが。)
コナのホテルから山頂案内する予定だったのが、Big Island Candiesでおみやげを買うためだけに
コナ発ヒロ経由で山頂へ行くことに。ひたすらドライブ。お菓子は私が適当に見繕ってコナに持参すれば
よかったと後から後悔。そんなわけで早朝から夜中まで島を2周もして、一日中ほとんど運転していました。
、、ところがそれで終わらず。夜中にヒロに戻ってきてから、おまぬけな忘れ物に気づき、深夜に
再びコナへ取りに戻りました。3周目。結局、家に戻ったのは明け方でした。ふ〜。
それでも、山頂はまあまあ晴れていたし、夕焼けはとてもきれいだったし、星もほどほどに見えたのが救いでした。
ちなみに、おにいさんの携わっている主焦点赤外分光カメラは、いよいよイギリスからのブツも届いて
全貌が見えてきておりました。楽しみ〜。
2007年10月10日 (水)
今日は眠い目をこすりながらひたすら発表準備。
夜は京都大とロシアからの観測者と夕飯へ。ロシアのおっちゃんはロシア風ステーキを頼んでいた。。。
2007年10月11日 (木)
昨日のロシアのおっちゃんが(偉い教授らしいが)、海で泳ぎたいようなことを言っていたので、
ハプナビーチをおすすめしたら、今日、本当に行ってきたそうです。ロシアは本当の海に面している
ところが少ないからなのか、海が塩辛いといっておおいに喜んで泳いでいたそうな。そりゃよかった。
それなりの年齢の先生だけど、観測なのに水着を持ってきているところがかわいい。
それから数ドルの安物のリュックを「向こうで買ったら100ユーロもする」と言って喜んで奥さんの
おみやげに買っていたらしい。うーむ。なんか20年前のソ連のイメージがまだそのまま、、、。
今日は共同研究者のO内くんがカリフォルニアから来ていたので、観測のあいまに発表トラペの準備を
一緒に手伝ってもらいました。さすがっ!一緒にやると非常に勉強になります。ありがたい。
しかしそれは夜中の2時から2時間の作業でした。ねむ。。。
2007年10月12日 (金) Bon Voyage!
おかげで発表準備もトラペはほぼできて、あとは本番まで内容とセリフをブラッシュアップしていく
段階へ。しかし喋りのほうは相当頑張らないとなぁ、、、。しかしここまできたらあとは度胸だな。
というわけで、今夜からパリへ。
パリは10年ぶりです。前回は美術館めぐりでパリだけ10日間の一人旅でした。
サモトラケとノートルダムのバラ窓だけは見に行きたいけど時間あるかな。
秋のパリなんてすごくよさそうだけど、今回はあまりに時間がなくて何も下調べをしてないのでどうなることやら。
2007年10月13日 (土) ヒロ→ホノルル→ロス→シカゴ→パリ
ロスで朝5時から6時間待ちでしたが、ラウンジが使えたので助かりました。飲み物も軽食もタダだし、
ロビーで待つよりはかなり楽。ベッドも置いてくれたらいいのにな。
たとえ長距離フライトでもアメリカ国内線では軽食がでません。ソフトドリンクが出るのみ。あとはジャンキーな
(私は馬のエサと呼ぶ)軽食ボックスを有料で売るのみ。なので、空港で何かしら食べておこうと思うのだけど、
空港と時間帯によってはスターバックスかマクドナルドしかないところもあって辛い。スターバックスの
サンドイッチは恐ろしくマズくて、マクドナルドですらまだましかもと思えるくらい選択の余地がない。
でもどちらにも手をださない。
おにぎり持ってくればよかった。
2007年10月14日 (日) パリ着
パリ空港に到着したのは日曜の朝。昼前にはモンパルナスのホテルにたどり着きました。さてせっかく日曜だし
蚤の市でも見に行こうかなと思って地図を見ているうちに撃沈。夜の7時まで爆睡してしまいました。
2007年10月15日 (月) ワークショップ1日目
会場は年季の入った小さな階段教室でした。参加者は50名前後。
今日は理論屋さんや、近傍銀河の観測屋さんの話が中心でした。大御所を何人か、初めて見ました。
昼は研究所の食堂で。メイン、サラダ、デザート、飲み物、食後のエスプレッソ、とフルコースでした。
まあまあおいしかったです。安くはない。
日本人の参加者はかしくさんとM田くんと私の3人だけでした。夕飯はその3人で町にくりだすも、
フレンチが食べたくて適当に入った店が、見かけと違うロックカフェで、70−80年代ロックのPV
が流れる騒がしいところでした。ワインは水みたいだし、ご飯はアメリカ風であんまりおいしくなくて
いまいちでした。
今回の会場となったパリ天体物理研究所の講義室。
パリ天文台。研究所のすぐ隣にありました。
(左の写真、ドームが隠れてます。フーコーの振り子実験が行われた場所だそうです。)
ダ・ヴィンチ・コードのパリ子午線は見逃しました。
木々の半分くらいが紅葉していてとても色がきれいでした。
2007年10月16日 (火) ワークショップ2日目
今日は午前中に発表でした。やっぱり練習不足と経験不足によりぜんぜんうまく発表できませんでした。
でもトラペがよくまとまっていたので、わかりやすかったというフォローを頂きました。とほほ。。。
とにかく練習して場数を踏まないとダメですな。めげずに頑張ります。
今日は観測屋さん(とくに遠方銀河)の発表も相次ぎ、面白くなってきました。
夜はカンファレンス・ディナーでした。夜8時から近くの小さいフレンチ・レストランで。私のテーブルは、
1.ギリシャ生まれ、シカゴ大で学位、プリンストン大でポスドク中の姉御、
2.コロンビア生まれ、フランスで学位、3週間前からポツダム(ドイツ)でポスドク中の少年ぽい人、
3.スペイン・カナリア諸島テネリフェ(世界で3番目に大型望遠鏡が集まっている天文観測の聖地)生まれ、
スペインでポスドク中、来春からメキシコでポスドクのあんちゃん、
4.イタリア生まれでイタリアでポスドクのおっさん、
という実に面白いメンツになり、年齢も近かったので、おおいに盛り上がりました。
2の少年は宮崎アニメのファンだそうで、ワークショップの参加者名簿で「うわぁ"チヒロ"がいる!」
と思っていたところ、たまたまディナーで隣の席になったという訳で、真っ先に話しかけてきました。
結局3時間以上のディナーでしゃべりまくり食べまくりでした。
料理はカジュアルなフレンチという感じでとてもおいしかったのですが、シャンパンとワインはいまいちでした。
初フランスなのに観光時間がゼロというM田くんのリクエストにより、ディナー後の夜中にエッフェル塔を
見に行くことになりました。歩いて行きました。夜中でも結構たくさんの人がいました。
ちょうどラグビーW杯がパリで開かれているらしく、エッフェル塔の前には巨大なラグビーボールが
置いてありました。エッフェル塔の途中にも同じようなボールがぶらさがっていました。
定時には点滅してきれいでした。ホテルに帰ったのは2時でした。。。
2007年10月17日 (水) ワークショップ3日目
今日はいよいよ最終日。遠方系のシミュレーションや、将来の観測計画や望遠鏡計画まで出ました。
テーマが絞られていたうえに、理論&シミュレーションと、観測と、装置と、などまんべんなくネタが出揃い、
いろんな国の人がまんべんなく揃って、50名くらいの小規模で(お互いの顔も名前もよくわかる)、
大御所もポスドクも学生もみんなよく発言して、授業のような、とてもよいワークショップだったと思います。
昼前に終わって、さあ遊びに行こうというところで、何人かに捕まって随分話し込んだりしました。
やっと解放されて、かしくさんと昼食を食べてから、モンマルトルまで行ってパリを一望しました。
かしくさんは今日中に帰国ということでそこで時間切れ。
私はモンマルトル界隈の布屋街をうろうろしてから、ノートルダムでバラ窓を見て、ルーブル美術館に
夜の7時頃に着いて、それから閉館の10時頃まで観賞しました。10年前に3日間も通って全部観ている
ので、今回は本当に見たいものだけゆっくり観て周りました。
モンマルトルの布屋街。
ノートルダム寺院ではバラ窓をじっくり見て、ミサも全部見学しました。
夕暮れのルーブル美術館。
2007年10月18日 (木) パリ発
今日は朝から飛行機以外の公共交通機関(路線バス、地下鉄、鉄道)のストライキが予定されていたので
朝早めにホテルを出ました。朝8時のまだ薄暗い中、パン屋で朝イチのパンを買ってから、エールフランスバス
のバス停へ。飛行機は動いているので、空港へ輸送手段としてそれだけは運行していました。
空港に行く人で行列ができて、乗り切らない人は次のバスにまわされていました。道は思ったほど
渋滞しておらず、無事に空港に着きました。タクシーに乗らずに済んで助かった。。。
それにしても家路がひたすら遠い。行きと同じ道のりで、パリ→シカゴ→ロス→ホノルル→ヒロ。
大動脈路線ゆえに安い便を乗り継いだわけですが。途中ロスで夜になって1泊。
2007年10月19日 (金) ヒロ着
ロス→ホノルル便では、ビキニの水着を着てあとは海に行くだけ状態の女の子がいました。ほほえましい。
それから隣に座ったおばちゃんが、私が読んでいた文庫本を見て、「それはどっち向きに読んでいるの?」と
聞いてきました。
午後にようやくヒロへ到着。
2007年10月20日 (土)
この夏は家でゆっくりする時間が全然なかったので、しばらくは家にひきこもりたい気分です。
今日のレインボー滝。虹の時間に出かけて行ったのだけど、水が少なくてこんな状態。
2007年10月21日 (日)
ゆっくり休みたいところだけど、モチベーションも重要度も高い仕事が山積み。頑張らねば〜。
映画「Astronauts Farmer」をDVDで観ました(今年の作品)。
わはは〜ありえな〜い!って笑える話なんですが、なんとも心あたたまる、久々に安心して気楽に観られる
しかもストーリーの良い映画でした。家族水いらずで手作り有人ロケットを作って打ち上げてしまう話。
2007年10月22日 (月) ちゃんと参加したのに
パリから戻って、今になって知った笑撃の事実。ワークショップ参加者全員の集合写真に私が写ってない!
っていうか、いつ撮ったのそれーっ(怒)!!誰か声かけてよ〜!
しかし一時も離れずに参加してたはずなのに、、、謎だ。
2007年10月23日 (火) プラダを着た悪魔、、、
今日は非常になつかしい中学時代からの友人と久々に連絡がとれました。
ニューヨークで頑張って働いているそうです。なんとも頼もしい!
そのうちニューヨークにも遊びに行かないと。
2007年10月26日 (金) 1
今日は入籍一周年記念日ということで、パホアの隠れ家的ビストロへディナーに行きました。
去年の今日もここでした。とってもおいしかったです。
今はまだ仕事と家庭の両立、というような悩みはないのだけど、仕事のことと個人的なこととのはざまで
揺れなければいけないということはあります。なるようにしかならないけど。
パホアに行く途中、ボルケーノ(キラウエア)方向の空が赤くなっていました。低い雲が溶岩に照らされて
いたようです。町から見えるほど近くまで溶岩が来ていて大丈夫なのかな。。。
2007年10月27日 (土)
夕方、大きな虹を見ました。
初めてピザを生地から作りました。おいしくできました。
2007年10月28日 (日) うれなやましい
大変お世話になったカズさんご夫妻が日本へ帰ることになり、ありがとまたねパーティ。
この大豪邸でのパーティーもこれで最後かと思うと寂しいばかりです。100人規模のパーティーも、
数人だけのフルコースディナーも、おもてなしの仕方を多く学びました。(どちらも我が家では無理ですが、、、)
日本への引越しにはウン百万円かかるそうです。
今日のパーティーはいつも通り子供も多かったですが、3か月未満の乳児が3人も登場。もうすぐ4人目も登場予定。
にぎやかだな〜。
言ってる矢先にまた新たな展開が。。。嬉しいのだけど悩ましい。家族会議も大揺れ。
2007年10月30日 (火) 中性子
今日は久々に山頂仕事。
マウナケアのレンジャー(警備隊)だった人が、今週からすばるのガイドに転職してきていました。
帰りがけ、F通の中性子(ニュートロン)測定器を外で実験しているのを目撃。何年か前から山頂で
測定をしているのは知っていましたが、初めて見ました。
LSI(大規模集積回路)の高集積化が進んで、宇宙線と大気の影響で発生するニュートロンによる
シリコン中の欠陥がバカにならないので、その量をきちんと測定しようとするもの?らしい(たぶん)。
地上(海抜ゼロ)と比べると山頂は20倍もニュートロンが検出されるそうです。
白いプラスチックの球体全体が観測窓で(どの方角からも飛んでくるから)で、中にヘリウムガスが
入っていて、いわゆる比例計数管になっているようです。
マウナケア山頂では紫外線だけでなく、かなりの中性子も被爆しているのだと思います。宇宙飛行士や
航空機パイロットへの人体への悪影響はよく言われているけども、マウナケアやチリの天文台関係者についても
ちゃんと研究してくれればいいのに。
2007年10月31日 (水) ハロウィン
朝からスーパーや郵便局で仮装な人々をたくさん見ました。私はいつものハロウィンTシャツ。
お菓子は用意していたのだけど、結局時間がなくて、ハロウィンめぐりはできず。
オフィスでお菓子を配りました。
とうこくちひろのハワイ日記
アメリカ・ハワイ州ハワイ島ヒロより
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