Hawaii Diary



Reflection of Mauna Kea in a field of clouds

2006年1月
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2006年1月1日 (日)  JOY!

あけましておめでとうございます。
東北地方は山形のおばあちゃんですら一生に何度かという大雪。杜の都大学理学部もウェブカムで見ると
白銀の世界。雪深く静かな大晦日、みんなでこたつに入って紅白を見ていた頃がムショウになつかしく
なりました。そういうのに比べるとこっちは、今年はたまたま週末だったね、くらいの雰囲気です。
スーパーも1日午前から通常開店。

ゆうべは久々に自宅で年越し。ここ2年は実験室で気づいたら年越し、みたいな感じだったので。
テレビではニューヨークのカウントダウンイベントを、なぜかリアルタイムかのように「生放送」と
表示しながら再放送して、なぜかニューヨークにいる人たちと一緒のカウントダウンでした。へんなのー。
それからヒロ中の花火を見に、車でドライブ。どこも数軒おきに10〜30人規模で人が集まってひたすら
花火をしていました。これまでオフィスの高台からだと大きめの花火しか見えなかったけど、道を走ると
もうみんながみんな花火って感じで笑えました。許可をとればかなり大きな打ち上げ花火もできるので
そういうのをやってそうなところを周って、目の前できれいなのを何発か見ました。結局、小さな町の
中を1時間くらい走っていた。

さて今年こそ、「しゃくしゃく余裕で暮らしたい〜♪」って歌のように余裕で頑張りたいと思います。

2006年1月3日 (火)  ウロコ品切れ中

おにーさんに英文校正をお願いしていますが、それはむしろ根気を要する連想ゲーム付き翻訳
(単語の羅列→論文英語)という実態。しかしその翻訳文はとてもわかりやすく、目からウロコがぽろぽろ。
さすがキャリアが違う。当分頭があがらないし足を向けて寝れないっす。
(そもそも私の英文と論理展開能力が著しく未熟なだけかも。。。)
こんな見違えるような文章になるんだったら、最初から私が口頭で書きたいこと言うから逐次翻訳
してくれたほうがお互いてっとり早いんじゃないかと提案してみましたが案の定断られました。

私:「まあ自分でやらなきゃ意味ないけどさー、どうせまるで別物になるんだからさー。」
兄:「(無視)」

2006年1月5日 (木)  ねむいかも

朝起きて、ご飯食べて、ふと気づいたら、口の中に米粒いっぱい入ったまま1時間くらい気を失ってました。とほほ。

2006年1月6日 (金)  共同利用が始まる

今日から装置がリスクシェア条件付きで共同利用開始。いちおうプライバシーもあるので、関わらないように
しつつ、電信柱の陰から見守る(笑)。しょっぱなからトラブルが起こって、コーハイ君は夜中にヒロから
山へ上がっていった。大変だ〜。初めてなのに観測所側のサポート態勢がいまいち不十分。

2006年1月8日 (日)  カキカキ。。。

えっほ、えっほ、えっほ、えっほ。。。。

2006年1月9日 (月)  学位論文

時間切れの合図とともに、ひとまず草稿を提出しました。まだまだ書ききってないので、ほんとの
締め切りまではもう少し解析を頑張らないと。審査会準備もしないと。
杜の都ボスにファイルを送って印刷・提出をやってもらって助かりました。
いったん提出した後で、書式があるんだけど、と言われて編集し直してちょっとバタバタしました。

観測前の修羅場を何度も経験したのに比べると、ある意味個人的なことなので精神的にはずっと楽
だったかも。内容はともかくとして。

2006年1月10日 (火)  「サユリ」

映画「Memories of a Geisha」(邦題:サユリ)を観ました。見慣れた俳優さんたちが英語でセリフを
言っているのは妙な気分でした。舞の海も出てて笑えました。

2006年1月11日 (水)  「ミュンヘン」

スピルバーグの映画「ミュンヘン」観ました。むむむー。えぐい場面がモロに写っていて辛いかも。
内容が政治的に難しいというかキワどい。撮影も極秘だったらしい。ミュンヘン・オリンピックの時に
イスラエル人選手がパレスチナのゲリラに暗殺され、その報復のためにイスラエルの諜報機関がパレスチナ人を
同じ数だけ暗殺する話。やられたらやりかえす、平和はこない、という話。救いのない結末。しかも長編。

映画が始まる前、春公開予定の9.11(セプテンバーイレブン)が題材の映画予告をみた。もう映画になって
しまうのか。

2006年1月13日 (金)  ついにあのお方が。

この業界の若手女性研究者の中でも一部でかなり知名度の高いあのお方が、ついに観測のためにすばるへ
来ました。独特なウェブ日記で有名な理論屋さんで、私も彼女が学生の頃からたまに読んではいたけど顔は
見たことがありませんでした。今日はすばるで彼女の談話会があり、こわいもの見たさでとりあえず聞きに
行きました。ドイツでポスドクをやっていたのと本人の性格もあいまって(たぶん)、迫力のある英語トークでした。
でも想像していたほど全然怖くなかったし、おもしろそうな人だったので、トーク後のランチまで一緒に
ついて行きました。観測明けの昨日もコナでダイビングしてきて、明日もコナに行くというので、おさかなの
ポイントを教えてあげたりして、仲良くしていただきました。ふー、、きんちょーした!
趣味の幅が超広く深く、ダイビングもその一つで、ハワイの固有種とかよく知ってるみたいでした。

2006年1月14日 (土)  「キング・コング」

映画「キング・コング」観ました。最後はぽろぽろ悲しい。。1733年版を観たいです。これを70年前に
作るほうがすごいと思う。
「Billy Elliot」(邦題:リトルダンサー)の彼がすっかり大きくなって、、、たけどすぐわかりました。

そういえば小学生の頃、ゲームウォッチのドンキーコングに思いっきりハマった時があったなぁ。。

2006年1月15日 (日)  宇宙たんけんたい

日本の今日(16日)付けの毎日小学生新聞に、わたしの書いたコラムが載っているはず。
プロの方のかわいいイラストマンガ付き。

2006年1月16日 (月)  いくらやっても

今日はM.L.キング牧師の日で祝日。でも朝から晩まで解析、解析、解析。ぜいたくな話ですが、1枚の
画像にたくさんスペクトルがあるので、やってもやってもおわらない。手動での解析はなかなかたいへん。

杜の都大学の研究室のホームページと装置チームのホームページをもう7年も管理してきて、だいぶ前から
後輩に引継ぎをお願いしたり、ボスからも「こんなページじゃ情報が足りないから僕がやる」などと言われて
いたわりに(私の範疇を超えてる雑用を引き受けているのにその言い方はなんだ、というのはさておき)、
結局だれもちゃんと対応してくれないままになっていたのですが、今度すばるでいろいろ公開が始まるのを機に
本来の責任者であるボスのところに総移動させました。誰も見ていなくてもかなりの頻度で膨大な数の
レポートをカテゴリ分けして保存してきたけど、今まで誰からの感謝も苦情もコメントもなし。技術的な
仕事ではある程度そういう情報の共有とか保存とかいうのは大事だと思うのだけど。。。
わたしにはそういう雑用が(実はとっても)向いているので、むしろ楽しんでやってたわけですが。

2006年1月17日 (火)  カフェイン依存症

最近はかなりの頻度でスターバックスの朝コーヒーを買ってしまっている。今朝のドライブスルーは
待ち車が他にいなかったのもあるけど、注文からおわりまで30秒くらいの超スピードで驚いた。早いっ。

2006年1月18日 (水)  ロイヒ

かなり大きめの地震がきた。今回もまたロイヒあたりが震源地みたい。ロイヒはハワイ島の南沖にある、
キラウエアの次世代火山でまだ海底にいるけど、最近ちょっと活発になってきた。新しい火山島ができる
瞬間を見ることができるかな?

2006年1月20日 (金)  不幸の手紙

手紙すらこなかったけど。。。まあ、しかたない。

なんのために、なにをしてるのか、一瞬わからなくなる。
必要なことはなんなのだ?

流れを適当な勘でみていくみたいな感じは相変わらず。
自分を判断すること。全体をみること。その先を想像すること。
生きていくうえで大切にしたいものの順位をしっかり考えればいいのだな。
客観的に。主観的に。観念的に。概念的に。

そしてたまたま今日は井戸端会議日和だったのか、トイレやらラウンジやらあちこちでひっかかって何時間も
喋った。やっぱり女性の先輩と話すのが一番参考になるなぁ。男性陣はなんだかアテにならん〜(笑)。

2006年1月21日 (土)  インターネットアットホーム

D論がおわったらまともな生活をするために、おうち快適化作戦第一弾でインターネット接続を申し込みに
行きました。今まではオフィスのサーバーにダイアルアップしていたけど(ほとんど使ってなかったけど)、
プライベート用にちゃんと整備。

今日は山頂は雪になって観測は中止。ヒロは雨。

学位審査をやってもらえることになりました。主査・副査の先生も決まりました。がんばろー。

2006年1月24 (水)  翻弄

不幸の予言が二転三転。会いに行って話をする。結局は結果は不幸だったけど、どこか他につなげて
くれないかなー。

実は学位論文仮提出のときスペルチェックかけ忘れていて、今さらかけてみたら大変なことに!(笑)
どうやったらこう書くんだ?みたいな意味不明スペルもいっぱいだし、勘違いで中学生レベルの過去分詞を
全部間違っているのとか見つけて超がっくり。こんな悲惨な英語を提出してたことにショック。
審査員の先生方、申し訳ない。

2006年1月25 (水)  帰国

さて今日から日本へ。11月にパスポート更新を申請したのに受け取るチャンスを逃していたので
朝イチの便でホノルルの領事館へ向かう。ホノルルの高速道路の毎朝の大渋滞は有名で、ハワイの
ニュース番組でもいつも渋滞の映像を見てたので、どうしてもそこにつっこまなければいけない
というので、かなり緊張してた。飛行機乗り継ぎ時間をあんまり確保できなかったから。
とにかくタクシーに飛び乗って渋滞に入る。ワイキキよりずっと手前なのに行きは45分もかかった。
受け取りは5分で終わって、帰り道は反対車線の大渋滞を尻目にたったの5分で空港に戻った。
こんな距離に45分もかかったのかと思って唖然とした。タクシーの運ちゃんにとっては割に
合わないだろうなぁ。とりあえず飛行機にはまにあいました。

2006年1月27 (金)  杜の都

1年ぶりの杜の都。

2006年1月29 (日)  空色

今日もいちおう大学へ。午後3時は師匠おにいさんとひさびさのだべりお茶タイム。結局2時間も
しゃべって、お茶しに大学に行ったみたいな日だった。でもこういう機会はこの先はほとんどなくなって
しまうんだろうなぁ。
夜の帰り道、青葉山で見上げた空は色が薄かった。高台から見下ろした仙台の街の明かりは妙に白く見えた。
ハワイ島はマウナケアの天文学のために街灯は全て黄色いナトリウム灯で、下向きについているので
黄色い夜景に慣れてしまっている。光の種類も量も桁違いに違う。

2006年1月31 (火)  おだやかな寒さ@杜の都

雪が降って気温がかなり低い。けど湿度が高い。
ここ5年は寒いといえば→マウナケア山頂→気圧も低い→湿度も低い、というのが普通だったので
湿度が高くて寒いという感覚が妙。山にあがると季節を問わず0〜5℃、0.6気圧、湿度5−10%。
寒さはハワイのほうがひどいかも、、、というか、寒さと過酷さがセットだから。。。




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