2001年7月31日(火)


7月30日から8月2日までの4日間、ハワイアンなんとかカンファレンスが
ヒロで行われ、夜は「フラ」の出し物があるというので、最初の2晩に
出かけてみました。
場所は街のテニススタジアム(吹抜け体育館)です。


司会の女性がユーモアたっぷりに進めていきます。
テーマは、「Chant and Dance」。
祈りと踊り、ということです。



最初の日は、ひたすら祈り歌の披露。
一人づつ舞台にあがり、3〜10分の独唱です。
仏教のお経によく似たもの、民謡のようなもの、
メロディがほとんどないもの、様々ありました。
内容も祈りだけでなく、昔から言葉で伝えてきた「お話」
のようなものもあるようでした。

やはり、祈りという儀式は何かしら万人に共通するものが
あるのでしょうか。



2日目。
始まる前に、全員起立してなにかハワイ語の短い歌を
斉唱していたようでした。

舞台の後ろから会場を見たところ。



この日はいよいよフラのオンパレード。
ソロから始まりました。かっぷくのいい、いかにも「ハワイアン!」
みたいな方々が手をヒラヒラさせながらゆったりと踊るのは比較的
新しいフラダンスだそうです。私が知っていた(日本で植えつけられた)
フラのイメージはこちらでした。

(舞台の背後、屋内テニスコートの吹抜けの向うに、夕方のマウナケアが
見えています。)



ところが、本当の(古くからある)フラは、非常に速く激しいリズム
で、足を打ちならし、かけ声をかけ、時には楽器を鳴らしながら踊ります。
一つ一つの動作に意味があるようで、ところどころで拍手が湧きます。



数人のグループ。
ゆったりとした曲調は、ウクレレやギターの音が心地いいです。



最後は、大グループ。
打楽器とかけ声と足音の大迫力でした。
ハワイアン体格の人にとっては物理的な限界速度ではなかろうかというような
速い速度でくるくるっと回転してはピタッと止まり反転する....という、非常に
激しい踊りでした。
たまにソロが入りましたが、ソロを踊るような人はかなり有名な踊り手らしいです。



「ナマフラ」は初めて見ましたが、大感動でした。
動きの激しいほうのフラは、ぜひ自分もやってみたいです。
フラ教室に通おうかな....。



※ ところで、かっぷくのいい踊り手が舞台にのぼってくるとき、
   そのゆったりとした動作は、まさにお相撲さんの土俵入りそのものでした。